インド式、水の飲み方

昔、インドへ二度行きました。
初回はダライ・ラマに、二回目はサイババに会うため。
ダライ・ラマは海外出張中で一週間後なら!が時間切れで会えず。
当時話題のサイババは割と近くで見れましたが、その施設でサイババに帰依していた女流棋士、林葉尚子さんとお話した方が印象的でした。マザーテレサにお会いできたのはその帰りのこと。
カルカッタ初日のタクシーでボラれ怒り心頭の私、別のタクシーにも警戒心満々。
「もし、またズルしたら日本のガイドブックに記事を書く!」
するとこのドライバーさんは全く悪くもないのに私に謝罪し、自宅へも案内し、私のために水や食べ物を買って来てくれました。
外国人の私が買うより安いからだとのこと。
ただ一つ驚いたのは、運転中に私の水をくれと言い出したこと。
恐る恐る2ℓペットボトルを差し出すと、口をつけずに飲んで返した。
一滴もこぼさず慣れた手つきで実に上手に飲む。
猛暑のインドでは客だろうが誰だろうが水を要求するのは普通の文化?
たまに500㎖でその飲み方をしながら、心の中で「インド式」と呟く私です。