集中力の話

TS3W0859
中学時代のある時、私は横で本を読んでいるクラスメイトに話しかけました。
ところが1mと離れていないのに本に夢中の彼女は全く気付いてくれません。
次にニックネームで呼びかけましたが変化なし。
何度か呼びかけてやっと「ハッ」と気づき、こちらを見てくれました。
「もし火事や地震のとき、熱中してて聞こえなかったら死んじゃうよ?」
と、彼女のことを笑いましたが、
同じことが何度もあったので、その集中力はすごいものだと今でも思っています。
当然ながら成績も良く、一流大学、大手企業へと進んでいかれました。(私と大違い)
この半年ほど、主人は暇があると中国語を勉強しています。
私がブログを書いている時も横でひたすら中国語の暗唱をしているわけです。
稚拙な文章を何度も読み返して推敲しますが、どうしても集中できない時があります。
これは集中力のトレーニングだ!と思って頑張りますが、横の中国語が聞こえないほどのレベルに達するにはまだ修業が必要のようです。
昨夜は食事会の約束があり、急いで和服を着ていたのですが、すぐそばで私を待っている主人が中国語を始めました。
「和服を着ること」に「中国語の暗唱」が邪魔になるわけない、と思っていたのですが、時間が迫ってくるとどうしても焦り、ついに
「すみませんが・・・」
「何?」
「ちょっと黙ってもらっていいですか?」
「・・・」
どうにか遅刻せず、ギリギリ約束時間には間に合ったのでした。
優しい主人に感謝、そして集中力、欲しいです!!