やってみなくちゃわからない

TS3W0189
縁あって私は今、中高の同窓会関東支部の同期連絡係をさせて頂いています。
独身のころ依頼されたことがありましたが、面倒なのでいつもお断りしていました。
二年前、友人が「自分もやるから一緒にやって欲しい」というので初めて引き受け、今年は二期目になります。
仕事としては、年一度各期の卒業生連絡係0~2人ずつが集まり、三年に一度の総会について話し合い準備したり、同窓会運営費を集めたりします。
この同窓会運営費は三年分で一人千円、集めたお金はそのまま関東支部へ渡します。
私は今春、数十人分の関東在住者の同期の皆さんに、運営費支払のお願い文書などを作り、コピーし、封筒に宛名書きして、切手を貼り、裏書して投函しました。
驚いたのはそのコピー代、封筒代、切手代すべてが自費(ボランティア)だということでした。
そしてもっと驚いたのは、そこまでしたのに運営費の振り込みがあったのは、私を入れてたったの五人だということです。
自費で数千円かけて集まったのが、五千円。しかも経費は落ちないなんて、虚しい。
いや、五千円しか集まらないなら経費なんてもらえないわけです。
これまでよく続いてきたなあ、と歴代の連絡係の方に感謝の気持ちが芽生えました。
どの期もそれほど振り込みはないらしく、細々と運営されていることがわかりました。
私の場合、同窓会といえばこのほかに大学や指圧学校もあります。
たかが千円、されど千円、高額ではありませんが、三か所から同窓会、名簿購入、寄付金だのと入れ替わり立ち代わり請求が来るたび、またかという気持ちになります。
払わなくても督促状は来ませんし、最初は払おうかどうしようか?と持ち歩いていた振込用紙を失くすと、わずかな罪悪感があってもやがて忘れていました。ハッキリ言えば「できれば払いたくない」のです。
正直に言いますと、私は今まで同窓会費なんてあまり振り込んだことがありません。
しかし、今回のことがあって、大学の同窓会費はすぐ振り込みました。
感謝もされないし、何も見返りはないけど、罪悪感のないように、歴代運営されてきた方への感謝の気持ち、といったところでしょうか。
自主性に任せる支払というのは、NHKの受信料を払う、払わないの論議を思い出しますが、今はどうなっているのでしょう?
三年後、同窓会運営費を徴収する方法について、「分かる人にはメールにして、他はせめて葉書にしよう」と決めている私です。
何事も経験、やってみなくちゃわからないものですね。