昨日は父の日でした。
両家の父にはすでにハガキを出していましたが、久しぶりに電話しました。
それぞれ相変わらずのようすにひと安心。
そのあと電話しようかと迷ったのは、築地の院長でした。
指圧学校を卒業してはじめて仕事を教えて頂いた父のようなものです。
忙しい時には私のためにサンドイッチを買ってきてくれて、
仕事が少ない時には指圧を手伝わせてくれて、
うまくできない、と落ちこむ私を必ず励ましてくれ、
数えきれないほどに食事をごちそうしてもらいました。
なんども私と親子にまちがえられてはよく怒っていました。「俺はそんな歳じゃない!」
そういえば院長が白髪を染めはじめたのはその時からでした。(笑)
迷ううちに自宅に着いてしまったので電話はしませんでしたが、年齢に関係なく、私には父のような人、母のような人が数多くいることに気づきました。
一時は母の日にお花を4~5か所に贈っていましたが、きりがないのでやめました。
経済的に問題なければもっともっとさしあげたい方がいるのですが、ご恩への感謝、本当に気持ちだけになってしまいました。
銀行をやめるとき、「かけた情け水に流し、受けた恩和石にきざめ」という書をいただいたことがあったなあ。
生きていても死んでしまっても、思いは変わらないですね。