育猫

結婚当初、子供が欲しいと願っていた。
そもそも44歳では難しかったのだが、ある方の言葉で納得した。
「子供がいない人生も楽しいものよ」
以来、ストン!とラクになり、猫やよそ様のお子さんを可愛がろうと決めた。
無視されたり可愛げのない反応をされても理解に努めよう、と。
夜鳴きはないが、思い通りにならないことや病気に振り回されるのは猫も同じ。
結果的に、やはりこれで良かったと思っている。
お福を可愛がる夫を見ては微笑ましく思うこの頃に感謝している。