救急車

今日も早朝からポスティングに出かけました。
あるお宅でポストが複数あったので、どれにあんのん指圧鍼灸のチラシを入れたらよいか立ち止まった時のことです。
真っ暗な門の向こうに人の足が見えたのでギョッとしました。
そーっと中を覗き込んだら、パジャマ姿のおばあちゃんが倒れているはありませんか!
しかも、頭と膝から血を流しています。声をかけたら「はい」名前を聞いても「はい」しか言わない。
大変!救急車!!110じゃなくて119だっけ?もう焦ってしまって、何で私113なんかをダイヤルしてんの?

119:「はい、救急ですね、では住所をどうぞ」分かりません、えーと、(移動してお家の壁のシールを読む)ああ、緑ヶ丘*丁目*の*。それからおばあちゃんの所に戻り、電話で状態を知らせている間、おばあちゃんが私の手を握る。大丈夫ですよ、と握り返す。
119「では確認のため、もう一度住所をどうぞ」えーっ!さっき言ったじゃないですか!(壁を見に行かないと住所は分からない。おばあちゃんは結構な力で私の手を握っている)
119:「確認ですから」久しぶりに腹が立った。ごめんなさい、とゆっくり手を外して見に行った。もうすぐ救急車が来ますから、大丈夫ですよ!おばあちゃんは手を握りながら、小さな声で「助けて」と言ったので、名前を聞いてみたが会話にはならなかった。
見たところ、おばあちゃんは一人暮らし。朝、ゴミを出そうとしてアパートの階段を落ちてしまった様子。
やがて救急車が来て、お巡りさんも来て現場検証も終わりポスティング再開。
真っ暗な時間帯でけが人を見つけることができて良かったけど、結局、救急車がその場を出発したのは6時、私が119に電話したのは4時57分。なぜ一時間も救急車が動かなかったのかは謎。
今はおばあちゃんが無事であることを祈るのみです。
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