バイクの試験の中に「一本橋」というのがあります。幅は30㎝長さ15mの板の上を7秒だか10秒だか以上かけてゆっくりと渡るのです。途中で落ちたり、渡れても早すぎてはダメなのです。自分なりに練習して思ったのは「板にすっと乗ってから肩の力を抜きタンクを膝で軽く締めて、少し遠くを見ながら進むと良い」ことでした。
中型免許試験の時、これで大丈夫!と思って臨んだら、目線の先にちょうど新幹線がやってきて右から左へ通り過ぎました。そして私も左へ落ちてしまいました。笑ってしまいますが、目で追うというのは意外にもバイクの運転に影響します。
例えばカーブを走るとき、バイクはカーブの出口を見ながら走ります。そして思ったよりカーブがきつくて曲がりきれなそうになった時、ちらっとガードレールを見ようものならそっちに行ってしまうのだそうです。
私は小心者なので、その事故は経験ないのですが、何度かヒヤッとしました。そのたびに必ずカーブの出口だけを必死に見て事なきを得てきました。単なるラッキーかもしれませんが、見るということは大きな影響があるようです。
人生も何を見るかで変わるものがあるのでしょうか?ふふふ