「感謝するべきことに気づく」のがポイント

私には心がひどく辛かった時があります。
当時、心療内科をいくつも回ったせいで診察券の束ができました。
結局のところ、自分の納得できることを言ってくれる医者を探していたのです。
「薬は不要、あなたはおかしくない」と言った内科医の言葉が支えになりました。
自分がそんな状態になる日が来るなんて思いもしませんでした。
「今日は東銀座でお年寄りに手を貸して喜ばれた、生きてて良かった」
「今日はゴミを拾った、良いことをできて良かった」
自分の生きている意味を必死で数えながら、一日一日をやっと生きました。
突然仕事を辞めてしまって3か月後からゆっくり復帰。
多くの方々に迷惑をかけ、友人や家族に助けられた日々。
「この経験はいつか同じように苦しむ人の役に立ててみせる!」
謙虚さと感謝を学ぶために必要な時間だった、と今なら思えます。
しかし、人の役に立つことの難しさよ。