何年か前、自分で命を絶った知人がいます。
その女性は当時ネットで誹謗中傷され悩んでいたところにお母様が亡くなってしまったとのこと。
少し前にお会いした時に元気がなかったのですが、まさか亡くなってしまうとは。
彼女は私が通勤途中に時々立ち寄るお店のお姉さんで、通りがかりでたまに肩や首を指圧してあげると、とても喜んでくれていました。
しかしお亡くなりになる前の一週間くらい私は会っていませんでした。
通勤途中でそれなりに急いでいましたし、「疲れてるからまあいいや」「また今度」と気になりつつも声をかけることを先延ばしにしていたのです。
以来、関連する物事を見るたび今も彼女を思い出し、「声をかけてあげていたら何とかなっただろうか」と思うことがあります。そのお店のオーナーさんも彼女に商売を引き継いでもらうつもりだったので肩を落としていらっしゃいました。
本人は辛い思いを終わらせたかったのでしょうが、自殺すると地獄からお迎えが来ると聞きますし、何といっても残された方々は苦悩します。
辛い時はなりふり構わず声を上げてもらいたいし、こちらからもお声掛けをしてお互い後悔のないように生きたいですね。
良いことも悪いことも永遠には続かないのですから。