ある日、築地のアパートの玄関先にプレゼント?がありました。
滑り止めつきの軍手と招き猫柄の靴下、どちらも片方ずつ。
一体どこから持ってきたのか、いかにもエミの仕業でした。
名刺代わりのご挨拶?
私は招き猫だから一緒に引っ越ししなさい??
何ごとにも意味を探す私の癖はそのように訳しましたが、実際そういう方向に話は進みました。
大家さんは外猫のエミを黙認してくれていましたが、アパートはペット可物件ではなかったので寒くなってもエミを家猫にできません。
猫のために引っ越す、なんて言うと不動産屋さんに呆れられると思いきや、担当者は猛烈な猫好き。
しかも下見の一軒目で即決、とんとん拍子で引っ越したのでした。
古いながらも人生初のマンション住まい、これも招き猫のなせる技と言うべきでしょうか?(笑)