「地名の起源と命名」

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東工大の中に出穂山(でぼやま)稲荷神社というお社があると聞きました。
大岡山の中で東工大は広い敷地を持ちますが、「でぼやま」とはこれまで見たことも聞いたこともないお話です。
このキャンパス内でも我々があまり訪れたことのないエリアにあるようなので、今朝その辺りを散策し発見、早速お参りさせていただきました。
遠い昔、この辺り一体は田畑などの原野だったとのこと。
「稲穂が出る山」の意から出穂山と呼ばれ、当時は伏見稲荷のように鳥居が並ぶお社があったそうです。
やがて地震に強い土地だということが分かり、開発により東工大などができ、お社も撤去されました。
ところがその後大学関係者に色々な出来事(災い)が起こったので、大学敷地内にお社を立てたとのこと。
「この科学の粋を集める東工大でもそういう事になるんだねえ~」
主人と二人で驚いたのでした。
神社、仏閣では願い事をしてはいけない、感謝だけをささげるのが良い、と聞いているので、今朝もご挨拶と感謝だけをささげて参りました。
この事実を知る機会を得たことにも感謝しています。