今朝テレビで小耳にはさんだ日本人のお話です。ただし、家事をしながら途中から聞いていたので間違いがあるかもしれません。
とび職をやっていたある元ヤンキーの男性が父親から二千万円の援助を受け、渡米して勉強の末カリフォルニア大学バークレー校に合格したという話です。
渡米してまずは最下クラスの語学学校に入るところから。
しかし、テストの「adjectiveを書け」という問題に対し、「adjective」の意味が分からない。辞書を引いて「形容詞」だと分かったが、「形容詞」とは何かが分からない。アメリカに行っているのに、まず日本語から勉強しなくてはならなかったそうです。
やがて大変な数の英単語を覚えなくてはならないのですが、翌日には多くの単語を忘れてしまっていることに気づき、忘却の推移と時間のグラフから独自の勉強法を見つけます。その一つが20分後と一時間後にもう一度同じ単語を覚えるということ。その他にも活動記録を自分で把握する、人に教えるつもりで授業を聞く、6時間は眠るなど多くの工夫をします。こうして根気よく努力し続け、見事バークレー校に合格し、現在は仕事をしながらMBA取得を目指して勉強されているようです。
そこに至るきっかけは父親の背中を見たことであり、渡米の際に見送りに来たヤンキー仲間も彼に恥ずかしくないように更生したというおまけつき。なんだかちょっと前の映画「ビリギャル」を彷彿させるストーリーです。
様々な勉強法を聞くと説得力があるのでなんだかやってみたくなりました。