最近ラジオ体操へ行く途中に見かける変わった植物がありました。
水辺に密集しているのですが、上の方の数枚だけ葉っぱが白くて、まるで粉砂糖を振りかけたみたいなのです。
いつも気になって、でも誰にも聞くことができず過ごしていました。
先日、あるお宅で立ち話をしていたら、そこの奥様が鉢植えの植物を指さし、ふと「これ、ハンゲショウっていうのよ、知ってる?」と言われました。
まだ小さくて全体が緑色でしたが、成長すると先の方が白くなるとのこと。
なんと思いがけないところで答えを知ることができました。
なるほど、半分お化粧しているみたいだから「半化粧」かと納得。疑問が解けてスッキリしました。
後日、「半化粧」を見ながらラジオ体操のため、洗足池に行きました。
物知りのおじさんがいらっしゃったので、「あの上だけ白い植物は半化粧っていうんですね?」と話すと、
「そうだよ、半分夏の生まれるって書くんだよね」
「ええっ?、半分お化粧って書くのではないんですか?見た目でそう思ってしまいました」
「ああ、そういう説もあるよ。でも半夏生(はんげしょう)って日が暦にもあってね」
「ほ~、じゃあ季節に由来した名前の植物なんですね」
音だけ聞いて見た目で勝手に思い込んでいた私、カレンダーの行事欄を見てみると、7月2日に半夏生とあります。
そして半夏生はあるのに、夏生という日は見当たりませんでした。不思議~。
ちなみにこのパソコンで「ハンゲショウ」と打つと「半夏生」が一番に出ますが、「半化粧」という選択肢は出ませんでした。
色々興味深い「半夏生」のお話でした。