日本のガラパゴス?

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昨夜はNHKで「明治神宮の森」のお話をしていました。
明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后を祭神とする神社。
初もうでは例年、日本一の参拝者数だそうです。
もとはただの更地だった所に植栽し、手を入れずに作った人工林なのですね。
全国から献木された約10万本の樹木を70万平方メートルの敷地に緻密な計算のもと、150年かけて森を作るために植えられたとのことです。
普段は立ち入り禁止のこの森ですが、現在100年ぶりにその森の樹木、植物、哺乳類、昆虫、水生生物、鳥類などを2年かけて調査中だそうです。
例えば樹木はメジャーを使って一本一本(!)の幹の太さを測ったり、どの樹がどのような成長、あるいは衰退しているかなど、それぞれの道のプロが、あの広い森に入って途方もない量を調べています。
驚いたのは、清正井(きよまさのいど)に水を飲みに来ていたタヌキの映像。
日中あれほど人が並んでいる場所ですが、タヌキも来るのですね。(東工大でも見かけましたが、いるんですね)
あと、子供が喜びそうなカブトムシがたくさんいました。
タカも巣を作っていましたし、メダカをはじめ、絶滅危惧種がわんさと住んでいることが凄かったです。
調査している専門家の方々が嬉々としていらっしゃるので、私も一緒に見てみたいなあ、と思いました。
途中までしか番組を観てないのですが、海外からの生物に浸食され続けている俗世間と長い間隔離されたおかげで、古来からの日本の生態系が守られているようでした。
まさに日本のガラパゴスになっている「明治神宮の森」に興味津々です。