私は子供の頃、豆ごはんが嫌いでした。
多分、グリンピースだったと思うのですが、缶づめの豆は硬くて味気なくて、美味しいご飯をなぜわざわざ不味くするのだろうと思っていました。
怒られるのが嫌なので残したりはしませんでしたが、焼売やチキンライスに入っていると半泣き。
月日は流れ主婦になり、八百屋さんで生のスナップエンドウやグリンピースと出会いました。
へえー、生のグリンピースか。
でもあの頃の嫌な思い出が邪魔をして、とても買う気にはなりません。
ある時、知人からもらったスナップエンドウで恐る恐る豆ご飯を炊きました。
そしてあまりの美味しさにびっくり。衝撃の美味しさ!!
ふわっとした豆の触感、自然な甘み、淡い塩味は、色といい、味といい、まさに春のごはん。
秋の栗ごはんも美味しいけど、決して負けていない旬のものです。
最近、歳のせいで嗜好も変わったのでしょうか、ひよこ豆や小豆など豆類がやたらと美味しく感じます。
豆ごはん、今ではもちろん大好物。
先日頂いたウスイエンドウ豆で昨日から連日豆ごはんになっています。
日本人で良かったなあ!と、思いますね。