87歳のクライアントさんがぼやいていた。
「やれやれ、寝る前の儀式が増えて大変だよ」
数種類の眼薬に数種類のストレッチを儀式と呼ぶのが可笑しい。
彼は十代から医者通いや鍼灸指圧などを受けてきたいわゆる受け手のプロ。
肩に溜まった古い血を出す、と出刃包丁で瀉血してもらった話や、
野口整体の野口先生の施術も受けたことをカミングアウト等、興味深い逸話も。
主治医が大病院から独立し立ち上げたクリニックへ「CTの稼働率を上げなきゃならん」と受けに行ってあげたりもする。
病院も商店同様「お付き合い」が存在することに最初は驚いた。
寝る前のストレッチ中、私も今後儀式が増えそうだと苦笑い。