密かに恐れること

紅葉も桜も新緑の美しい季節となった。
若い頃はそれすら目に入らぬほど、バックパッカーにハマった。
ホリックとも言える自由な『一人旅沼』から抜け出せたのは奇跡?
テレビの旅番組も下川裕治氏の著書も、また自分があの頃に戻ってしまうかも?と恐れ控える時がまだある。
時を経て繰り返し何度でも新たな発見がある意味で、本と旅は似ている。
感謝感動に打ち震え、子供のようにわんわん泣いた日々。
「生きて帰れた」ことに呆けるほど怖かったくせにまた行ってしまう病。
旅から足を洗った、とは、花粉症が治ったと宣言するのと似ている(笑)