2001.9.11の記憶

その夜は一人暮らしのアパートで天気予報を見ていた。
師匠の故郷、盛岡に台風が接近中というので師匠にTVを見るよう電話。
ところが師匠がTVをつけた途端、勝手に画像がNY世界貿易センタービルに切替わる。
「なんだコレ?テロじゃないか」
まるでその瞬間を見せるためだったかのようなタイミング。
公認会計士の知人は「明日の株価が・・」
建築の勉強中の学生は「建物の崩れ方が変だ」
ビルがボーイフレンドの職場だという友人は「彼が死んじゃった!」とパニックに。
同じ映像を見ても人の思いはずいぶん違うと感じた瞬間だった。