コロナ禍になって劇的に生活が変化した。
「三密を避けて」と言われた時点で指圧は厳しい。
それまで通り家賃はかかるのに仕事が激減。
営業自粛期間も夫と二人で毎日あんのんへ通った。
電話も鳴らず誰も来ないが、掃除してお弁当食べて夕方帰宅。
命に関わる職業ではないゆえ、誰にも必要とされていないように感じる。
不安なのは我々だけではない、これが一生続くものでもない。
人にエールを送りながら自分で自分を励ます日々だった。
今年戦争が始まり食料問題も浮上する中、少しずつ経済が動き出している。
来院者があることを以前より更に涙が出るほど有難く感じる。
俯瞰してみると、世界史の真ん中で今生きることを不思議にも思う。