夢は変わって行く

昔、私の夢は死ぬまでに月に行くことだった。
もっと昔の子供の頃はアムンゼンに憧れていた。
冒険家になるにはなぜか「水たまりの水でも飲めないといけない」と思いこみ、必死に口元に運ぶが吐き気がして飲めない。
「ああ、私はアムンゼンにはなれない!」
と、ひどく落ち込んだことを覚えている。
今の夢は人の役に立つ人間として生を全うすること。
元気なうちは人を笑顔にし、人と人を平和に繋ぎ、例え入院患者になっても結果として何らかの形で人を喜ばせたい。
まずは我の強さを薄めるところから修行、ということになる。