温かいポケットの思い出

今朝母との電話で私の同級生Tさんが話題になりました。
当時中高6年間は片道数キロもの自転車通学、Tさんとは一時期下校も一緒でした。
彼女のお爺ちゃんは真冬の寒い時でも大通りまでお出迎え。
そしてお会いするたび彼女と私にまで肉まんとあんまんをくれたのでした。
寒くて腹ペコだった私はそれが本当に嬉しくて、彼女と別れて自宅までの間、それらをほおばりながら自転車を飛ばしたものです。
コートのポケットにねじ込んだアツアツの肉まんの温かいこと!
「まあ!そんなのひと言も聞いてないからお礼も言わなかったよ」
面目ない・・母の困惑、今なら分かります。
とてつもない時を経て思い出した懐かしいご恩。
今度帰省したらTさんちにもお墓参りしようと思います。