幼児と同じ

就寝中、なぜか猫たちは私の布団に来る。
お福は布団の中に入り込み、私の足元で毛づくろいをする。
エミは大抵、掛け布団の上で丸くなる。
ゆえに寝る時の私はいたって窮屈、寝返りをあまり打てずに寝る。
ところが夕べはエミが私の枕に頭を乗せて寝ていたらしい。
というのも、エミがクシャミし、その瞬間ツバキが私の顔にかかったからだ。
「ウエッ!」
反射的に目を開けず、一瞬息を止めて顔をぬぐい、また寝た。
エミとお福にソーシャルディスタンスはない。