お義父さん、ごめんね

作った料理を義父に食べてもらえないことがあります。
同居してこの二か月、以前と変わらず健康のために薄味にし、玄米や七分づき米を炊き、化学調味料や添加物のない食事を作ってきました。
最初は一緒に三食食べてくれたのですが、やがてお弁当を断られました。
食欲がないから、もうお腹いっぱい、と言って私に気遣いしてくれる義父。
でももちろん、そんなミエミエの嘘なんかすぐ分かります。
だって焼き肉屋さんやお寿司屋さんで私以上にたくさん食べてたし!(笑)
義父のゴミ箱に残された菓子パンの袋を毎日捨てながらうな垂れる。
私のご飯はこの菓子パンよりマズイんだろうか?
でも最近、思いがけない先輩たちのアドバイスのおかげでやっと自分の料理が押しつけの自己満足だと気づきました。
年配者は濃い味が好き、ずっと食べて来たものがいい。白米の、普通の食事がいい。何をどう料理して食べたいかを聞いて作っては?
それほど食事の好みは人それぞれ、しかも毎日だから譲り難い。
「他人を変えることはできない」
何度もその言葉を聴き、読み、語ってきたのにね。
これからは両者の料理の作り分けに努めようと思います。やるぞっ!?