無謀ソロツーリング29-1992年

 

テントを使ってこそ本物のキャンプ。
LAから一人アラスカまでバイクで来た私を称え、優しく迎えてくれたティト。
お店のお客さんたちにも紹介されてちょっと恥ずかしかった。
翌日、雨の中行った「Discovery Cafe」。
結局のところ朝食もティトのおごりだからと言って代金を受け取ってくれなかった。
出発の時、店から出てきたティトとヴィエナとハグ。
カタコトしか話せない私とはたいした会話などしていない。
でも彼らが私をどれ程大切に思ってくれたかは伝わる。
ヘルメットをかぶりバイクで走り出すと二人がバックミラーの中で見送ってくれた。
ずっと、ずっと。