無謀ソロツーリング2-1992年

バハにはトータルで4回行っている。
バハ500というレースに顎脚付きのサポートとして参加したのが1回、一人でツーリングしたのが3回。
今となってはどの時に何があったか記憶が定かではない。
ただ、初めてのツーリングのインパクトは大きい。
ある安宿でシャワーを浴びる時、コンクリートの壁に銃弾痕らしきを発見。
「強盗にドアを蹴破られ撃たれて死ぬかも?」
映画の見過ぎ?いかにも妄想族らしい恐怖に駆られた私は以来、ずっと目を開けてドアを睨みながら仁王立ちでシャンプーをするようになった。
来るなら来い!ただでは殺されるもんか!
街は物騒だという話も聞いた、でも一度として危ない目にあったことはない。
バイクの盗難予防もあり、通りに面した所よりも目につきにくい宿を選ぶ。
夕方以降は絶対出かけず、部屋で食事して読書や日記を書くのが楽しみだった。