エミの執念


夕べ、我が家で夕飯が終わったころのこと。
突然居間で蝉が「ジジジ!」と鳴きました。
「えっ?」
主人と私が耳を疑っているとどこから入ったのか蝉が室内を飛び始めました。
驚いて逃げるお福、一方エミはあっという間に蝉をキャッチ!
「ウウウ~ウウウ~」
大好物を咥えるとエミはいつも興奮して唸ります。
野生に戻ったエミ、獲物を盗られまいとすごい剣幕。
以前、手出ししようとして猛烈に引っかかれたことがありました。
「分かった分かったエミ、誰も盗らないから」
やがて捕えた蝉をお煎餅のように食べると何事もなかったように足元でリラックス。
蝉はどうやら主人のリュックにくっついてきたもよう。
網戸が外れて入って来る、洗濯物にくっついて来るなど、信じがたい経路でなぜか毎夏エミは蝉を食べています。
お座敷猫なのに、外には全く出さないのに不思議。
エミの執念がそうさせている、と私は信じています。(笑)