広島県人として

今日はヒロシマ原爆の日です。
朝、テレビの音を聴きながら台所で黙とう。
以前も書きましたが、私が子供のころは夏休みでも8月6日だけは登校日、全員校庭に整列して黙とうを捧げていました。
全国でそうしていると思ったら広島県だけ、とは東京で初めて知りました。
うちでは祖父が南方の海で戦死した、という位で原爆の直接の被害はありません。
それでも祖母から聞いた戦時中の話、原爆資料館の見学や漫画「はだしのゲン」を読んだりして、絶対に戦争はしてはならないと強く思いました。
オートバイでアメリカを旅していた時、知らずとは言えヒロシマに落とされた原爆が作られたという街に行ったことがあります。
私に英語力がないため、当時何を言われたかよく分かりませんでしたが、広島出身と知るや顔色を変えて質問されました。
「アメリカを嫌いじゃないの?なぜ?」と「I’m sorry・・・」は聞き取れました。
その時は「アメリカが嫌いなら来ないよ」「謝らないで」みたいな返事をしたのですが、あの「I’m sorry」は「・・・で残念だ」というニュアンスだったのではないかと今は思います。
地球上の国どうしとは一本の樹木の枝どうしのようなものだとか。
葉っぱ同士が触れ合いを楽しみ、共に幹や根を大切に守って行きたいものです。