セピア色の思い出

寒くなると思い出すエピソードがあります。
中学生のころ、一緒に自転車で通学する友人がいました。
彼女には優しいおじいちゃんがいて、帰り道が暗くなる冬にはよく道に出て彼女を出迎えていました。
そしていつもニコニコしながら温かい肉まんやあんまんを差し出してくれるのです。
一緒にいる私も3つ、4つ頂いていました。(笑)
寒くて凍える季節、食いしん坊の私にはそれがとっても嬉しくて、コートのポケットをパンパンに膨らませて頬張りながら自転車をこいで帰ったものです。
そろそろそんな季節がきました。
私もいつか誰かにやってあげたい思い出です。