「私の結婚式に来てくれたよね」
記憶にない過去の出来事がある。
証拠写真を見せてもらっても尚、ピンと来ない。
知っている場所だが別の用事でも何度か行っている。
その方にとってとても大切なイベントだったはずなのに、祝いに出席していながら覚えていないとは本当に失礼な話。
いくつか断片的な他の記憶から手繰ると、「そうだったんだろうな」くらい。
しかも、なぜ覚えていないのか?をその方が教えてくれた。
私にとってちょっとした大きな出来事があった直後だったらしい。
それも別の出席者から後で聞いたのだそうで、やっと私も納得した。
トシのせいじゃなく、天然ボケでもなく、酔っぱらったわけでもない。
そういうことがあるんだ、ということが分かって良かったと思った。
人には色々な事情がある。
忘れられたからといって、単純に人を責めないようにしなくちゃ。