アメリカを一人でツーリングしていた頃、よく思っていたことです。
テントの中、吊した懐中電灯の光のもと、毎晩日記を書いていました。
銃で打たれても、熊に襲われてもなすすべがないので今夜死ぬかも、
これが絶筆かも知れない、と思いながら眠りについていました。
そして朝、目が覚めると「あ、生きてた」と思うのでした。
実はアメリカであろうと日本であろうと、
いつ死ぬかなど大抵分からないものですが、
この時はそう意識していたので充実していました。
どの人も一期一会で必死に指圧しようと決めていますが、残念ながら波があります。
上手くできないとクヨクヨを引きずる気持ちのコントロールに苦慮します。
それなのに指圧というこの仕事が好きで仕方ないのは幸せなことかもしれません。
今日で終わり、と本気で思いながら家族やお客様と接することができれば、
充実した毎日になるのでしょうね。