マッキンレーと言えば植村直己さん。
彼はどんな気持ちでここで亡くなっただろうか?
バス停でコリンさんと握手し、ハグして別れた。
私はこの習慣が好きだ。
「気をつけてね」と2回、日本語で言ってくれたのは嬉しかった。
1時間で戻ると思い込んで乗った9時からのデナリ国立公園バスツアー、実は17時までの長いものだった!
食料ナシ、カメラのフィルムは予備1本だけで我ながらグッタリ。
しかし、曇天ながらもデナリの風景は壮大だった。
クマ、羊、カリブー、狐、オオカミ、リスなど動物もたくさん見た。
最先端ではコリンさんと10分ほど再会(旅あるある)を喜び、またさようなら。
出会いがあれば別れも必ず訪れる。
一人旅のせいか、別れの寂しさが堪えた。
フルフェイスのヘルメットを良いことに何度嗚咽したことだろう。
そして一晩寝ると元気になり、性懲りもなく旅を続けるのだった。