何時に寝ようともお福に5時台から起こされます。
どうしても眠い時、真冬ならば冬布団に潜り込むこともできるのですが、今は隠れるところがありません。
耳元や台所のテーブル上から容赦なく鳴き続け、トントンされ、胸や腹の上をドカドカ歩きます。
「にゃーうー、にゃーうー!」
まるでアラームですが、こちらが立ち上がるまで止まないのでアラームより強力。
私が布団から出ると速攻でテーブルに飛び乗り、伸び上がって「抱っこして!」。
そして指しゃぶりが始まり、そのままトイレに行って用を足していても続ける時もあります。
ランニングウエアに着替えて靴を履こうと座ると、膝の上でも指しゃぶり。
腕に食い込む爪が痛い。
「お福、大好きだよ。大事だよ。でもちょっと行って来るから待ってて」
気の済むまで抱っこしていたらラジオ体操に間に合わなかったことも。
時間がないのに毎度この試練を乗り越えないと出かけられない関所のようなお福です。