夕べ、床に就こうとしたら掛け布団のど真ん中でエミが先にとぐろを巻いて寝ていました。
このままでは眠ることができないので、エミをどかそうと抱き上げると「イヤ~ン!」と鳴く、仕方ないので左わきに抱えて一緒に布団の中へ。
「グルグル~グルグル~」
ごきげんなエミの喉を鳴らす音を聞きながら目をつむっていると、やがて
「バシッ!バシッ!」と音が聞こえ始めました。
左側を見ると布団の外、私の枕元にお福がいて、布団の中、私の左わきにいるエミと殴り合いのケンカをしているではありませんか!
「そうか、お福にとって左わきはいつもの場所だった」
困ったなあ~と思って見ているとやがてお福は主人の方へ向きました。
が、あちらはめくった掛け布団を抱きしめてこちらに背中を向けて完全に寝入っており、お福の入る場所はなさそう。
そのうち私の右側から布団に入ってきたお福、足首の間で丸くなって寝始めました。
やれやれ、これで眠れると思ったのに今度は私が猛烈に暑くなりました。
分厚い冬布団の中で暖かい猫が左脇と足の間にくっついているので暑さでとても眠れないのです。
「まいったなあ、せっかく落ち着いてくれたのに」片足を出したり、布団をめくったりしていると・・・
不思議なことにエミもお福もスッと出て行きました。
以心伝心なのでしょうか?
猫たちが離れていくとちょっと寂しいのですが、そこからストン!と眠ることができたのでした。