少し前から熊野神社さんでこんな感じの貼り紙がしてありました。
「最近、紙幣のお賽銭が盗難にあいますので、しばらく紙幣の投入はお控えください」
へええ~、そんな人がいるんだ。神社さんも大変だなあ!
帰って主人に話すと、
「なぜお賽銭が盗難に遭っているとわかったんだろう?」という話になりました。
確かに、お賽銭ですから領収書もレジもない賽銭箱に幾ら投入されたかなんて誰も把握できないはずですよね?不思議~。
そしてつい最近、その貼り紙がまた少し変わりました。
「お参りありがとうございます。お札、500円玉、100円玉は、全部、賽銭どろぼうに抜き取られています。恐れ入りますが、今暫くご奉納をお控えくださいますようお願い申し上げます。熊野神社」
ひゃあ~コインにまで手を出してきましたか?それにしても、なぜそれが分かったんでしょう?
たまたま巫女さんが掃き掃除していらっしゃったので伺いますと、
「トリモチが置いてあったんです。賽銭箱のお金も減っていたので分かりました。」
「ええ~っ、トリモチ?!それにしても罰当たりな。お賽銭箱のお金に手を出すとは恐ろしい。」
「そうですね。天国には行けませんね。」
ほうきで落ち葉を掃きながら巫女さんは可愛らしい笑顔で仰いました。
天国?神道でも天国があるんですね?クリスチャンの天国と同じ?地獄があるなら天国はあるのか、待てよ、それって仏教の教えでは?・・・なんて考えながら帰宅したのでした。