帰省するたび、会うたびに年老いて行く両親。
特に父の耳の悪さには本当に困ってしまいます。
「あーあ、プール行きたかったなあ」
「は?」
「プールにね!行きたかったの!」
「は?」
「プール!!」
「ビール?」
もう大笑いです。
それなのに、「花火大会の音って空襲の時の焼夷弾の音に似てるって本当?」と聞くと、
「おお、そりゃあ凄かったんじゃ。コエダメをきれいに拭いて防空壕にしてのう~そん中へ隠れとったらバリバリッいうて・・・」
別人のように喋り出す父を唖然として見てしまいました。
せっかく親戚が来てくれても、
「どうせ聞こえん」と言って、いつも一人だけで新聞を読んでいる父。
可愛そうでなりませんし、よけいにボケが進んでしまいそう。
どこかで戦争体験の素人講演会でもやらせて下さらないかしら?と思っています。