夕べは元同僚の集まりがありましたので、自宅で頂き物の和服を着ました。
本当は6月からが決まりの絽(ろ)の着物ですが、もう暑いから着てしまえ~。
着付けのクオリティもまだまだですが、着ないことには上手くなりません。
さて家を出ようとして振り返ると、着付けに使った姿見の長い鏡が立てかけたままになっているのが見えます。
玄関に対して正面の鏡は縁起が悪いというのと、地震の時に倒れると危険だと思い、引き返して鏡を裏返し、横に寝かせて出ました。
和服のせいか、地下鉄の中でおしゃべりした銀座在住の白人の方に「これからお仕事ですか?」と聞かれたのには苦笑。
外人さんにとっては銀座のおねえさんも、地味な和服チャレンジャーも区別つかないのですね。
やがて地下鉄を降りて目的地を探していた時、すぐ横のシャッターがやたらに音を立てます。
「ガッチャンガッチャン、ガッチャンガッチャン」
ちょうど今、古いシャッターを下ろしている最中なのかな?と目をやると、すでに下りています。
「てことは・・・もしや、地震!?」
立ち止まると街路樹や向こうの看板も揺れています。
道端で立っていてもわかるとは、ずいぶん大きな地震。
怖くなりましたがあいにく私は一人ぼっち、色々なことを考えました。
M先生たちは地下鉄に閉じ込められたのではないか?
主人は大丈夫だろうか?
その後電車は遅れたものの、予定通り集まったみんなで楽しい時間を過ごしました。
猫たちのために鏡を横に倒しておいて良かった。
しかし、本当に地震がくるとは!
そしてこんなに大きな地震でも大した被害が出ない日本、東京ってスゴい!ありがたい!
禍は忘れたころにやってくる、は本当ですね。
これからも油断せず、忘れないようにしましょう!!