お互いさま

お福は平気で人の足の上に乗っかる。
足の甲を踏みつけることもある。
「お福、足踏んでるよ」
分かってるはずだが、夫もあえて声をかける。
お福に構ってもらえて嬉しそうだ。
「好き」の反対は「嫌い」ではなく、「無視」だとか。
確かに、出がけにお福が知らん顔しているのは堪える。
お互いに構ってもらえる幸せを享受し合っている。