2月25日に私が新幹線に忘れてきた御札が3月1日に戻ってきました。東京駅ではあまりにもたくさんの忘れ物があるため、すべての登録に三日を要し、こちらの希望により、着払いにてあんのんに配達されたというわけです。正直、発見されたと電話で聞いたときは目頭が熱くなりました。(そのことに我ながらびっくりしましたが)
私は一年に一度のお伊勢さんで新しい御札を頂くことにしているので、もし見つからなかったら一年間も神棚が寂しくなるのです。なるべく心配しないようにはしていたのですが、捨てられずに見つかってとても嬉しいです。
忘れ物係りの方によりますと、東京駅では紙袋の中にヘアピン一本でも入っていると忘れ物として保管することになっているそうです。さすが日本!高級ホテル並みのサービスだと思いませんか?登録に三日もかかる理由がわかりました。
ところで私は毎朝、神棚と仏壇に手を合わせて感謝をささげるようになって6年くらいになります。常に考え事や様々な感情にとらわれるバタバタな毎日で、わずかながら静かに感謝の時間を持つことは、私にとって大変大切なことになりました。これをテニスに例えて言うなら、前に出てボレーを打ったあとに「またもとの位置まで下がる」ということに似ていると思うのです。長い間、私はボレーやスマッシュを打つたびにボールの行く末にとらわれ、そのまま前でボーッと突っ立ってしまい打ちこまれてきたからです。正気に戻るというか、冷静にポジションに戻る時間、があることで「あたりまえ」に思いがちなことに「感謝」ができるような気がします。私は忘れっぽいので一生これが必要なことみたいです。
JR東海さん、御札を見つけ、送っていただき本当にありがとうございました!!