実家で母が黒豆を煮ているのを見ていました。
重曹を一番小さな計量スプーンですくい、その半分を鍋に入れながら
「小さじ二分の一」と母が呟いたのがキッカケです。
「おっ母さん、そのサジは一杯で『小さじ二分の一』
なんだから全部入れないとだめなんじゃない?」
「どういうこと?」
「3つのスプーンはそれぞれ『大さじ』、『小さじ』、
『小さじ二分の一』なの。
15CC、5CC、2.5CCって書いてあるから見て。
『中さじ』はないんだよ」
70代後半の母、相当ショックだったようです。
実は私も長らく間違えていました。
一体いつ、この『中さじ』に出番がくるのか?と思っていたら、
料理本には『中さじ』の表記は一切出てきません。
確か、『炊飯器で作るパン』にハマった時に気づいた記憶があるので
3~4年前までは、私も真ん中のを『中さじ』、一番小さいのが「小さじ」と思っていました。
ついでに言うと、私はコーヒーやデザート用の小さなスプーンを
もの凄い勢いで無くします。
多分、洗い物をする時に排水口に落とし、生ゴミに混ざっているスプーンに
気づかずネットごと捨ててしまっているのだと思います。
二本あったはずのバターナイフも無いです。
『小さじ二分の一』もいつの間にか無くなってしまいました。
雑だからだ、と気をつけているつもりなのですが、困ったものです。