和服の裾が擦り切れていました。
30年以上前に祖母が誂えてくれて以来、一番よく着た和服。
プロに頼めば間違いないのですが、自分でやってみようと決意。
やり方が皆目見当つかず、近所のテーラーさんにお伺い。
挨拶程度の顔見知りですが、優しい笑顔と眼差しに惹かれました。
男女洋服の仕立て屋さんですが、趣味で踊りをされているので和服にも詳しいのではないかと思ったのです。
面倒見の良い方で思った通り気持ち良くご教授下さったのですが、プロゆえレベルが高すぎて一度では理解できませんでした。
「一気にやろうとせず少しずつね。自分でやろうとするのが偉いわ」
そんなお言葉に甘え、気長に通わせて頂くことにしました。
次のお正月に着れるように頑張ります。