つい最近、知人が有楽町で声をかけられました。
先方は「こんなところで会うなんて奇遇ですねー!」と喜ぶがこちらの記憶にはない。どなた?と尋ねたら、先日会った水道屋の田中だという。確かに三か月ほど前に水道屋さんに来てもらったことはあるが、ほんの少し会っただけでよく覚えていない。その田中さんが今、時間あるかというので、少しなら・・・と言うと、実は競輪に裏情報があって、ある人に頼めば絶対にもうかるからちょっとやりませんか?とのお話。ほら、と言って数百万円の札束を見せてくれた。知人はこの後約束があるので一本電話をかけさせてくれ、と言いこっそり奥様に電話した。家に来てもらった水道屋さんの名前を聞こうとしたのだが、あいにく電話には出てくれない。そうこうするうちに水道屋が情報屋を連れて近づいてきた。と、そのタイミングで左から「わー!凄い!見て下さいよ、こんなに儲かっちゃった!」と言いながら別の男も札束を見せながらやってきた。結局、知人はその話に乗らず、用事を済ませて帰宅した。奥様に確認したところ、自宅の水道屋は田中さんではなかった。おそらくは儲け話をネタにする詐欺だったのではないかということになった。
恐ろしい話です。皆さんも気をつけてください。うまい話は要注意です。