箱入り娘は甘えんぼお福。
初めて会ったのはとあるお店、乳母のお母さんのカバンの中。
手のひらサイズながら、絵に描いた鼻水のような黒い毛がトレードマーク。
長女猫エミのためにも良いと考えての2匹目。
正直、エミの方が可愛い、この子も同じように可愛がれるだろうかと心配だった。
その気持ちを見透かしたように、お福は大そうな甘えんぼ。
9歳になった今でもどこへでもついて来る。
夜は私の枕の横が定位置、食事中には膝の上で指しゃぶり。
エミと猫パンチの応酬をすることはあっても、私に危害を加える気は全くない。
コロンと寝っ転がって撫でる請求をするか、背中を向けて座る。
うちに来てくれてありがとう、その想いで毎日ブラッシングしている。