学生時代、自家焙煎珈琲店でバイトしていました。
珈琲豆も販売、私はそこで初めて本物の珈琲を知ったのです。
ある日、若い男性が珈琲豆を購入したいとご来店。
「豆のままにしますか?挽きますか?」と、私。
「えっと、豆のままだと溶けにくいですよね?」
そこでこの方を即理解した私、インスタント珈琲との違いを小声で説明。
男性は大変驚き、一旦お帰りになりました。
そう、私もずっとその方と同じ勘違いをしていたのです。
本当は生豆を煎って挽いて濾すということ、アメリカンはブレンドをお湯で薄めるのではないこと、チーズケーキやピザトースト、人間関係の作り方などそのお店で実に多くの失敗と学びを得たのでした。