後になって気づく冷や汗ものの出来事があった。
オリンピック国立公園ではキャンプサイトに「クーガーに注意!」の看板があった。
説明書きはあったが英語の長文なので読む気もせず、スルー。
そもそもクーガーが何かも知らなかった。
クーガーとはピューマ、アメリカライオンなどと並列で挙げられるネコ科の動物。
この後カナダやアラスカでは「クマに注意!」という看板を多く見る。
キャンプ場ではテントの中に食料を置くなということを意味する。
食料の臭いで動物が来て人が襲われるので、倉庫のような指定された食料置き場に保管するように注意喚起されていた。
看板を読まない私はもちろんそんなことを知る由もない。
ほぼ毎日、笹塚から持参した米を炊き、買った食材で朝晩自炊していた。
二か月以上のキャンプ生活でクマは2回見たが幸い襲われることはなかった。