若い頃、バックパッカーをしていたことがあります。
「地球の歩き方」を片手にインドに行った時、カルカッタで時間があったのでマザーテレサの寺院を尋ねました。
ベルを鳴らすと「今は医師の診療中で30分待てば会える」とのこと。
スタッフには日本人男性もいて、思いがけずマザーとの写真も撮って下さいました。
「God bless you」
小柄なマザーが手を伸ばして私の頭を優しく触れて下さったこと。
今でもよく覚えています。
その少し後にマザーは亡くなりました。
以来、何分の一かでもマザーのような人になりたい、ならなくては申し訳ないと思うようになりました。
それは宗教を超えた偉大な愛の人とまみえた縁を感じるからです。