私の両親は共働きでした。
「泣いている恭子をおばあさんに預けて仕事に行くのが辛かった」
よく母から聞いた話を思い出すことが最近多いです。
朝起き抜けと出勤間際、エミもお福もゾロゾロ私に付いてきます。
床にひっくり返って「撫でてえ~」「抱っこしてえ~」「こっちで遊ぼう!」
危うく踏んでしまいそうな時も。
じっとこちらを見ていることも多く、よそ見していてもこちらの気配には敏感です。
だから黙って出かけることはせず、「すぐ戻るよ」「じゃあ後でね」「仲良くね、涼しい所で無事でいてね」と、声をかけます。
「にゃう」小さく鳴かれると後ろ髪引かれ、母の言葉が蘇ります。
住まいと職場を一つにして、仕事以外はドア一つ先の住まいで猫と過ごす、なんて妄想を描いたりして。
ただし、食餌が終わった時だけは知らんぷり、そこはさすが猫です。(笑)