先月、ある高齢女性の携帯電話に地元警察から電話がありました。
「詐欺の犯人を逮捕したら、あなたの口座からお金を引き出したことが判明した。この件で銀行からも電話がかかってきます」
次に銀行員からの電話。
「被害者の救済システムにより被害額は返金されます。銀行員が自宅に行くのでカードと通帳を準備しておくように」と、暗証番号を聞かれたので教えた。
この話し中、たまたま家の電話が鳴ったので携帯は切らないまま固定電話に出ると友人からだった。
「今は取り込み中でそれどころじゃない」と早々に告げて切ったところ、
携帯の話し相手である銀行員が「今の電話は誰か?何の話をしていたのか?」としつこく聞いてきた。
ここで初めて怪しいと気づき、「ちょっとトイレに行くから」と言って携帯を切り、地元警察に電話で確認。
「それは詐欺だから通帳やカードを渡してはいけない」と言われ、すぐ捜査員計6人がやって来た。
チェーンをかけたままドアを開くと、彼らは警察の証明書を提示しながら、「ホンモノです」と名乗る。(笑)
犯人からの連絡が来た時のための作戦を打合せするも結局それっきり、ということでした。
この女性、昨年もオレオレ詐欺に狙われています。
足の不自由な方は銀行において既に目をつけられ、家まで知られているとのこと。
どうぞ皆さま、くれぐれもお気を付けください。