近年はもっぱら私の左脇でお福が眠るようになりました。
と同時に、エミは私の足元か主人と一緒に眠るようになりました。
まだお福が家に来る前はエミが一人っ子、常に私の顔の近くで頬と頬を寄せベッタリとくっついて眠っていたものです。
「たまにはエミと一緒に寝たいなあ、来ないかなあ」
朝ふと心の中でそうつぶやいたその夜、普段通りにお福が左脇に、エミが足元に来て眠りにつきました。
明け方、枕の右側を踏まれている気配で目を開けると、なんとエミが「布団に入れて」と言うではありませんか!お福は台所かどこかへ行っているのか見当たりません。
「おおっ、エミ!いらっしゃい」「グルグル~、グルグル~♡」
うーん、凄いな。エミとこうして寝るのはどれだけぶりだろう?
「もしかしてエミはテレパスなんじゃないか?」
思い方も気をつけなくちゃ!本気で心を読まれている気がした私です。