結婚記念日に主人が「旅行に行こう」と言ってくれたので、山形県の秘湯、姥湯温泉へ旅行してきました。
新幹線で福島へ行き、奥羽本線で峠駅(無人駅)下車、宿の送迎車で山道を切り返しながら上ること数十分で一軒宿到着。
待ち時間を入れると片道四時間近くになります。
昼は早めの紅葉、夜は満天の星を眺めながら露天風呂に浸りました。
三つの露天風呂をハシゴしながら他の宿泊客と話したところ、この日、峠駅に降り立ったほとんどの方々が同宿で、翌日帰りも同じ電車に乗ることが分かりました。
それもそのはず、電車の本数が極端に少ないので選ぶ余地がないのです。
夕飯は野趣あふれる山菜料理、鯉こく、鯉のあらい、かじかのから揚げ、ステーキ、アケビの煮物など。
「かじか」が何であるか分からないまま注文したら、小さめの川魚が出てきてビックリ。
私も主人も「鹿」の種類だと思っていたという、大笑いの夕飯でした。
アケビは以前フルーツとして頂いたことはありましたが、こちらではその皮を揚げたり、煮物にしていただきました。
ちょっと苦味がありますが、これまた黙って食べても何なのかさっぱり分かりません。
珍しい食事に舌鼓をうち、あるいは写真を撮り、テレビを観たり、温泉に入ったりしてゆっくり過ごしました。
お風呂で宿泊客の皆さんのお話を聞いて、翌日少し登山をすることにして22時台早々に就寝しました。
(つづく)