夕べ寝る前に、もし私がまだ独身だったら今ごろどうしていただろうか、と思いました。
もしずっとあのままならば恐らく、自由な時間と貯金はあっただろうなと思います。
きっとランニングか水泳、何かスポーツは続けているでしょう。
でも海外放浪はもう行かなかったかな?
しかし一人ならばもっと安いアパートを選ぶので、今のマンションにはまず住まなかったし、リスクのある独立もしないでしょう。
もちろん、猫たちと暮らすこともありえません。
何人も友人を家に呼んで下手な料理を出すこともない。
主人がいなければ毎日食事とお弁当を作り続けたかどうか、怪しいものです。
四丁で百円のお豆腐を買って、食材へのこだわりや新しい料理なんか知らないままだったでしょう。
健康な食生活や野菜の質などを意識して選び、人のために料理を考えることは楽しいです。
絶対などはないですが、今こんな経験を出来て幸せだと思います。
考えていた間にもいつのまにか私の腕の中にはお福がいて、指しゃぶりの音が聞こえています。
えみも足元にそっと寄り添っています。
こんなにも変化ある人生とは、面白いですね。
本当は一寸先のことも分からないのに、明日が来るのは当たり前のように、つい色々悩んだりします。
目が覚めては「あっ、私生きてる!」と毎朝テントの中で驚いていた放浪時代を思い出し、今があることにただ感謝するべきなんだろうなと思います。